腰痛の特集
腰痛の治療について
腰痛について
和鍼治療院に来られた腰痛の方の多くが、急性腰痛、いわゆる「ぎっくり腰」です。
朝の歯磨き中や、靴を履こうと屈んだ時に腰に痛みを感じた後、徐々に悪化するケースや、車を降りる際や重いものを持ち上げようとして動けなくなるケースもあります。
歩くことも大変な状態になることも珍しいことではなく、単に痛みを取り除くだけでなく、なるべく早く機能回復を望まれることが多いです。
急性腰痛(ぎっくり腰)と言いましても、腰痛の原因や痛めた状態には多種多様性があり、単に腰部の筋肉の緊張を取るだけでは痛みを軽減したり、機能回復を促したりすることにはなりません。
腰痛を安全に、確実に、速く治すためにも、腰痛の根本原因をはっきりとさせる必要があります。
レントゲンやMRIなどの機械では確認することのできない、目に見えない根本原因を探り出す必要があります。
そのために用いるのが、東洋医学の四つの診断方法の一つである体表観察です。
脈診、体表のツボの状態、筋肉の緊張の左右差、骨盤や股関節のアライメント、頭部から足のつま先までの骨格の歪みなどから身体の情報を収集し、それらを総合的に判断して、治療の方を決めます。
その後、治療による鍼の効果を確かめながら、診断の内容と比較して、今回の腰痛の根本原因を特定します。
腰痛の状態がどの程度であるかをご理解していただくために、ひとつひとつ細かく調整することを心がけております。
鍼灸治療をおススメします
和鍼治療院では、丁寧な体表観察によって、腰痛の根本原因を探し出し、再発防止を見据えた治療を心がけております。
痛みの速やかな軽減や消失はもちろんのこと、関節可動域の制限を速やかに改善することを目的とし、さらに腰痛のもととなった根本原因の改善を同時に行っております。
多くの場合、一回の治療で腰痛がかなり軽減し、歩けない方でも歩いて帰れるようになられます。
それらの治療効果を導き出せるのは、東洋医学にもとづく鍼灸治療を用いるからであります。
「鍼灸治療は怖い」と最初から否定される方も数多くおられることは存じております。
実際に、他の治療院にて腰部にたくさんの鍼を打たれたことで調子が悪くなった方や、整体院にて骨盤矯正を受けてから腰痛が悪化したりした方を治療したことがたくさんあります。
また、鍼灸治療は、たくさんの鍼を一回の治療で使うと勘違いされている方も多くおられるようで、本来の鍼灸治療の良さをご存じないのが残念でしかたがありません。
私が知る限り、腰痛治療には、東洋医学に基づく鍼灸治療が最適であると思っております。
なぜなら、治療に伴う苦痛が軽微であり、ほとんど感じることが無いからです。
そして身体にたてる一本一本の鍼には、すべて治療目的が明確にありますので、治療効果と腰痛の原因判断の両方を一度に確かめることができる利点もあります。
そのため、治療の際には、鍼灸治療の目的をすべてご説明し、さらに治療後の変化を一つ一つ検証していただくことを実践しております。
和鍼治療院が腰痛治療に自信がある理由は、体表観察の高い技術力と治療実績にあります。
その治療効果は、急性腰痛だけでなく、慢性腰痛にも抜群に発揮しております。
椎間板ヘルニアや腰部狭窄症、脊髄炎などの骨や神経に損傷がある腰痛治療も経験し、そのどれもが治療経過が驚くほど良好で、どの方も機能障害を克服されています。