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和鍼治療院の症例
夜間尿の症例
96才 女性Hさん
半年前から腰痛が悪化して、一人での外出ができなくなりました。
背中がかなり丸くなっておられて、初診時、仰向けに寝てもらうときは、座布団を三枚、背中の下に置かないと寝ることができない状態です。
味覚障害、動悸、声が出にくい、夜間尿、手足が冷えるなど、様々な症状をお持ちでした。
9時に就寝して、6時に起床する規則正しい生活を心がけておられます。
10年以上前から就寝中に、トイレ(小便)に4回以上起きる睡眠状態が続いています。
夜間のお手洗いに行くのは季節を問わず毎晩のこととなっていて、ご本人はこれが普通であるように思われていました。
治療を継続するうちに、座布団を背中に入れなくても仰向けで寝れることができるようになりました。
腰痛も少しずつ改善しており、歩きやすくなられました。
味覚障害も3か月後には完全に治癒して、おいしく何でも食べておられます。
治療を続けて半年後、夜間尿が2回にまで減少しました。
4回と2回では、睡眠の質が全く違うそうで、ぐっすりと眠れている感じがあり、それにともない体調も良くなった実感があるようです。
百歳が目前の高齢者でも、夜間尿は十分改善できます。
夜間尿が2回になってからの方が体調が良くなっている気がします。
腰の状態もますます良くなってもらえるのではないかと、今後の治療が楽しみです。
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