鬼の霍乱 参 道長の最後道長は50代になったころからたびたび激昂するようになります。 糖尿病は、口渇、頻尿、るい痩、脱力感といった身体症状だけでなく、不機嫌、怒りっぽさ、抑うつなどの精神面の異常をおこすことが知られています。 晩年の道長の挙動には、糖尿病による躁鬱病が関係している可能性もあります。...
鬼の霍乱 弐 「糖尿病」平安時代、摂政、太政大臣を歴任して、この世の栄華を極めた藤原道長は、糖尿病で亡くなりました。 記録に残っている中では日本最古の糖尿病患者だそうです。 そのため、1994年、第十五回国際糖尿病会議が日本で開催された折、道長の肖像画を描いた記念切手が発行されました。...