鬼の霍乱 参 道長の最後道長は50代になったころからたびたび激昂するようになります。 糖尿病は、口渇、頻尿、るい痩、脱力感といった身体症状だけでなく、不機嫌、怒りっぽさ、抑うつなどの精神面の異常をおこすことが知られています。 晩年の道長の挙動には、糖尿病による躁鬱病が関係している可能性もあります。...
鬼の霍乱 弐 「糖尿病」平安時代、摂政、太政大臣を歴任して、この世の栄華を極めた藤原道長は、糖尿病で亡くなりました。 記録に残っている中では日本最古の糖尿病患者だそうです。 そのため、1994年、第十五回国際糖尿病会議が日本で開催された折、道長の肖像画を描いた記念切手が発行されました。...
伝経 銀盤のフェアリー③2診目 初診から一週間が経過 まずは初診の治療後の体調を詳しく聞きました。 初診の治療後、体がとても温かくなり、自宅までの車中ではとても元気だったそうです。 帰宅後も手の平と足裏からの発汗が継続し、就寝中も寝汗が出るほどだったそうです。...
「脾」の冷え 銀盤のフェアリー②ふらつきの原因と治療方針が決まったことにひとまず安堵しました。 しかし、「脾の臓」が悪くなった原因が不明のままです。 水邪の影響がふらつき以外にもあるのかどうか、調べる必要があります。 そこで、口のマスクを一旦外してもらい、舌の色と苔の状態を再度確認しました。...