ウイルスと免疫の攻防 (中)第一段階は、喉の粘膜でウイルスの感染を阻止することになります。 この防衛機能を掻い潜り、粘膜細胞に取りついて細胞内に侵入した状態を「感染」と呼びます。 ウイルスは、粘膜細胞の中で増殖し、細胞を破壊しながら外部へと放出されます。 ...
ウイルスと免疫の攻防 (上)インフルエンザウイルスの流行には、渡り鳥が深く関係していると言われており、人間以外にも、豚や鳥に感染します。 ウイルスは空気中に存在するため、完全に除去することはとても不可能です。 そのためウイルスの脅威に常に怯えてしまうことになります。 ...
アスクレピオスの杖WHO(世界保健機構)のシンボルマークが、「アスクレピオスの杖」です。 杖に蛇が巻き付いた形をしています。 一見すると、医療と蛇がどうして結びつくのか、奇妙な感じがしませんか。 実は、蛇には特有の性質があります。 蛇はどんなに表面が傷ついても、脱皮をすることによって、...
立春と感冒今年も立春を迎えて、インフルエンザや風邪が流行しているようです。 東洋医学では、春は、冬の間の不養生が原因で、体調を崩すとされています。 日中の温度差や、日々の温度差が激しいこの時期は、自律神経のバランスが乱れやすいと思います。...
ホメオスタシス私たちの身体は、絶妙なバランスで成り立っています。 この内部環境を一定に保つ働きをホメオスタシス、つまり「恒常性」と呼びます。 それによって、体温や血圧を一定に保つことができたり、身体に有害なウイルスや細菌の侵入を防御したり、除去したりすることや、傷ついた細胞を修復した...