六人衆 「肆」 5年後の「今」「六人衆」というテーマで、Sさんとの出会い、治療内容、体質と治療による変化をみてきました。 日本では西洋医学が主流ですが、和鍼治療院の東洋医学の治療とは大きな違いがあることに気づいてもらえたでしょうか。 私がSさんの往診をする前、Sさんは内科、整形外科、呼吸器科、歯科と通院...
六人衆 「参」体質改善編このようにSさんの治療を振り返ってみると、Sさんの体質が良くわかります。 まず一つが腎精の衰微です。 東洋医学では「腎虚」と呼んでいるのですが、年齢とともに低下する生命力を意味します。 Sさんは今年86歳となる高齢者ですから、腎虚があるのは当然と言えば当然の道理。...
六人衆 「弐」異病同治編⑦姿勢、⑧腰痛、④肩こりは、膝関節痛と関係している可能性が高く、Sさんの体質と体調の両面から原因を考えました。 歩く姿勢を観察すると、頭が体幹の中心よりもかなり前にあり、両手は腰よりも後方に位置しています。 歩幅は小さく、右ひざが外方へと大きく開きます。...
六人衆 「壱」治療の始まり月に一度、S邸にて開催される集会があります。 この集会の存在を知ったのは、今からおよそ5年前、81歳を迎えたSさんとの出会いでした。 ある方のご紹介で、Sさんのご自宅に往診をするようになったからです。 Sさんは両膝関節が変形し、歩行にもかなり支障が出ていました。...
五臓六腑を言えますか? 続編さらに難しくなるのが、「六腑」です。 最低でも3つは答えて欲しいところですが…。 胃 小腸 大腸 腑の代表的とも言えるのが、胃、小腸、大腸の3つです。 口から肛門までにある消化器官の代表格ですから、すぐに思いつかなかった人は、しっかりと覚えて欲しいと思います。...
「五臓六腑」を言えますか?お酒を飲んだ時、「五臓六腑に沁みわたる」と言うことがあります。 スポーツで喉の渇きが酷いとき、蛇口からでる水を飲んだだけでも、これに似た感じを持つことがあります。 身体の隅々の細胞にまでしみわたるように広がる感覚をこのように表現するのだと思うのですが、ここで言う「五臓六腑」...