気を診る目「森羅万象のすべて、その一つ一つが気の集合体である」と考えるのが、東洋医学です。 「気」は目で見ることはできませんので、人を治療する際にそれを診る技法が必要となります。 そこで、見えないもの診るために用いるのが、望・聞・問・切の四診です。 ...
木を見る目建造物を造る際に、木材をどのように使うのか。 現代の私たちは、「形や寸法」にこだわります。 しかし、そこに問題があるとしたら、どうでしょう。 薬師寺金堂の再建を任された宮大工棟梁、故・西岡常一さんの木の見方・考え方に、学ぶべきところがあります。...
木の文化「木の文化」 日本には、1300年もの昔に建立された塔が二つ残っております。 一つは法隆寺の五重の塔、もう一つは薬師寺の東塔であります。 どちらも木造建築であり、世界で類を見ない耐久性を保持し、1300年前の姿を現代に残しています。...
気の文化最近は、「鍼灸治療」と言いましても、色々とあります。 鍼灸治療が東洋医学であった時代は、遠い昔のことのようです。 鍼灸は本来、ツボに使うものですが、筋肉や神経を意識して使う治療が増えています。 医学とはどのような理念に基づいて治療するかによって決まりますので、東洋医学...
気について東洋医学は「気一元論」にもとづいた治療であります。 「気一元論」とは、この世の一切の存在が「気」から生じているとし、「気」の一つの集りとして存在していること意味します。 つまり「気」とい媒体であらゆる現象を認識するのですが、日常生活において馴染みのない方が多く、なかなか理解...