和鍼治療院の症例
肺がんの症例
70代男性 Mさん
和鍼治療院で鍼灸治療を受けるまで
今回、紹介するMさんの症例は、ステージ4と診断された「肺がん」です。
10年ほど前から、レントゲンの検査で、肺に白い影があることが分かっていました。
診断の内容では、悪性の腫瘍ではないとのことで、定期的に毎年の検査を受けることを続けていました。
ところが昨年の9月の検査で、初めて白い影が大きくなったことが確認され、クモ状に広がりがあることが判明しました。
詳細な検査の結果、悪性腫瘍であることに加え、気管支横のリンパへの転移があることも確認されました。
この時点で、「肺がんのステージ4」と診断結果を受けることになります。
Mさんは、ご友人が同じ肺がんに罹患し、抗ガン剤による治療を受けることで、苦しんでおられる姿を観ておられました。
それがあって、自分は三大医療は受けないと覚悟を決めておられたようです。
三大医療に替わる代替医療を探しておられたところ、Mさんがイメージしておられたのが「免疫療法」です。
その時、免疫力を上げるならば、鍼灸治療が良いと勧めたのが、息子さんでした。
息子さんは、腰痛の治療で通院されていた経歴があります。
お父さんの肺がんのご相談をしてこられたのは、息子さんでした。
現在、腰痛はすっかり良くなっておられるようで、安心しました。
そういったご縁があり、この度、Mさんは和鍼治療院に通院されることになりました。
通常、ガンの宣告を受けて、鍼灸治療を選択されるケースは無いと思います。
このたび、Mさんの治療を紹介させてもらい、鍼灸治療とはどのような医学なのか、東洋医学でできることは何か、を少しでも多くの方に理解してもらえたら幸いです。
また、ガンと申告されて、代替医療を希望されている方に、少しでも参考になればと思い、治療経過を詳しく紹介したいと思います。
東洋医学による鍼灸がガンにも効果的であることが、自分自身の臨床でも実証できたので、ご紹介します。